『陸と海と』 新しい結界と境界線を暗示する
2025年12月20日 UPDATE
Written by: 辻大介
トラウマを取り除きたいという思いが、どんどん深い部分に入ってきて、カルマという言葉さえもそれほど無縁に思えるものではなくなっているのではないでしょうか。
紀元前0の時に、人類は神という概念を根底から覆すことが多く起こり、未来を失いかけて時にイエスを中心とした新しい救世主の出現で、二千年という期限付きで宗教を世界に広めましたが、それが我々の魂を守る結界になりました。
結界の中で、魂は転生を繰り返し、より高い精神世界を目指しましたが、その結界も今や殆どが形だけのものになり、全ての魂が自らを守りながら、進化を続けなくてはならないという、苦難の時代に入りました。
結界という、確実に魂を守ってくれるエリアは周囲から殆どなくなりつつあって、何らかの方法で結界のようなものを手に入れた人のみが、以前のように進化を遂げることができますが、反対にそれがなかった人は、魂がいつも危険な状態に置かれて、萎縮したり、退化することにもなり得るでしょう。
私たちの新しい結界は、新しい感覚やそれを作る技術が必須ですが、それのヒントになる香りを作りました。
どこまでも、海と陸が交わっても境界線がある美しい砂浜にこそ次の時代の結界に通じるものがあるのではないでしょうか。



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